vol.56 稼ぐというマインドの作り方

皆さんのご家庭では、どのようにお子さんへのお金の教育をしていますか?
まだお金についての勉強は早いと思っているので、何もしていないというご家庭もあるでしょう。
一方で、すでに株を一緒に始めているというご家庭もあるという話を耳にします。

それぞれのご家庭でさまざまなご意見があって良いと思います。
今回は我が家で取り組んでいる子供へのお金の教育を題材に、稼ぐというマインドの作り方をご紹介します。

この目的は2つあります。
一つは、子供たちへ『お金を稼ぐとは、どういうことか』を理解してもらうため
もう一つは、『お金の価値』というものを理解してもらうためです。

結論としまして、我が家では『ポイント制による擬似体験』を導入しております。
我が家で取り入れている「子供たちが楽しく、そして正しく学ぶ」事例をご紹介します。

ポイント制とは

ポイント制とは、お手伝いなどをすることで、ポイントを付与するのです。
例えば、下記のような感じです。
掃除を手伝ってくれれば、1ポイント
お使いをしてくれたら、1ポイント
方を揉んでくれたら、1ポイント

これは相手のニーズを理解し、それに対しての行動をすることによって、対価としてポイントが付与されるのです。社会人になり、会社組織などで働く時にも必要となるスキルです。これができるようになれば、『かゆいところに手が届く』人材になりそうです。

チャレンジ企画

一方で、子供たちが自ら目標を持ってやることを企画し、事前に宣言します。
そしてその達成度に対して、1~3ポイントを付与する仕組みです。
例えば、下記のような感じです。
期末テストの点数で目標点数を設定し、達成したら3ポイント
サッカーの公式戦でハットトリックを宣言し、達成したら3ポイント
子どもが週末に夕食を作り、親がその腕前を評価しポイントを付与

これは自発的に目標を設定してチャレンジすることを期待しております。子どもたちも目標を達成すると毎回嬉しそうです。但し、チャレンジ企画は乱発できないように月に2回までとし、一つひとつ目標達成に向けて真剣に向き合うことが大事です。

運用の日

そして、毎月のポイント数を数える日を設けます。これは会社でいうと営業成績と同じです。月のポイント数を毎月集計することによって、どれだけ自分が頑張れたのかを見える化することができます。

さらにエンターテインメント要素を入れるために、5ポイント=百円で換金できるようにしてあります。子どもたちは自分で稼いだポイント(お金)の使い道も自ら決めることができるのです。例えば、10ポイント稼いだのであれば、二百円ゲットですので、それで好きなお菓子を買うこともできます。

ここでもうひとつ仕掛けをしております。それは、『パパ銀行へ預けること』パパ銀行へ稼いだお金を預けると、月利子150%で翌月に返還します。例えば、二百円を預けたら、翌月には150%の三百円で返還されるのです。

このようにして、子どもたちはお金の増やし方を理解することができます。意外にも、ほとんどの月でパパ銀行へ預けることを選択し、増やすことを楽しんでいる様子です。今は任天堂switchのソフトを買うか、大谷選手のLAドジャースのユニフォームを買うことに向けて、貯めています。

まとめ

如何でしたでしょうか。今回は我が家での取り組みをご紹介しました。私自身も子どもたちの反応を楽しみながら教育をしておりますし、子どもたちが楽しみながら学べる仕組みが必要なんだと感じております。みなさまにとって何かの参考になれば幸いです。ではまた。

この記事を書いた人

金子 浩二

金子 浩二

海外販路開拓・業務改善コンサルタント
事業推進するための人材やノウハウ・スキルにお困りではございませんか?
15年間の海外ビジネス経験のなかで、海外駐在を2度経験。最前線で営業マンとして活躍し海外市場を切り拓いた結果、計100社以上の海外企業へ販売を実現。
また計4社で11箇所の部署を経験、業務効率化に尽力。異動引継が多い環境であったため、如何に組織のなかで人材を機能させるかに着目した結果、仕組み化の重要性に気づく。
これらの経験から2023年3月に独立し、GC COMMUNICASTIONSを開業。現在、企業様への海外販路開拓および業務改善という2つの切り口からコンサルティング支援中。

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