みなさんこんにちは。
本日は久々に会計ネタの投稿になります。
会計と聞くとこれまでやったことのない人にとっては、ウェッとなるぐらい抵抗感ありますよね!?
それでもビジネスマンとして例えば会社の中で役職が上がり、一つの部署や事業所を突然任されること
があります。そんな時、経営陣からは当然その部署や事務所の責任者として収支管理の任務もお願いされることになります。
その時に本を買って一から勉強したり、会社に経理部などがあればそこに聞きに行ったり、外部でセミナーを
受けに行ったり、なんとか使用しますよね。私自身もサラリーマン時代、海外法人の会社経営を任された時、
簿記2級のスキルはあったけど、いわゆる会社経営においての意思決定に必要な管理会計を読み解くスキルはありませんでした。ちなみに簿記は財務諸表を作るスキルであり、会計は財務諸表を読むスキルとなります。
でも財務諸表をいきなり勉強するのなんて、難しいですよね!?訳のわからない勘定科目がずらっと並んでおり、そこには資産や負債、借方貸方などの分類で、見るだけで嫌になってしまいます。
そこで今回はその会計をイメージするためにはここから始めた方が良いよということをご紹介します。
それはズバリ「家計」です!家計?って思われるかもしれませんが、このイメージがまさに会計と同じなのです。
それにはお金のブロックパズルという図を使うのですが、小学生でも理解できるツールです。
参考元:(株)ワニマネジメントコンサルティング和仁達也氏のお金のブロックパズル
お金のブロックパズル
お金のブロックパズルとは、お金の入りと出をブロックで表したものです。(下図参照)
例えば会社で言えば、左から売上が入り、右に行くにつれ支払った費用があり、上から下に残りの金額が
見えるようになっております。従って、パズルの右下が最終的に残ったブロックを表しており、会社で言うと
ここが利益となります。これを必要に応じて毎月・四半期・年度単位で作り、分析をしていきます。
会計の収支構造
経理部に配属されていなかったり、これまで会計の勉強をしたことがない人にとれば、
そもそも収支構造自体がわからない!って方、いらっしゃいますよね!?
このお金のブロックパズルでは、難しい会計の世界をシンプルに理解できるようにされております。
このパズルは、会社の一定期間(月・四半期・年度等)の収入と支出を表しております。
要はどれだけ売上があって、その売上を作るためにどれだけの投資をしたかってことです。
それぞれの要素を簡単に整理します。
売上:これは販売した総額のことです。
変動費:売上に比例し、変動する費用のことです。例えば、商品を1,000円で仕入れ、1,200円で売った場合、仕入代1,000円は商品の販売個数に応じて比例し発生する費用です。5個販売した場合、仕入代1,000円x5個=5,000円、売上1,200×5個=6,000円。販売個数が増えればその分比例して仕入費用も発生しますね。この場合、仕入代が変動費とみなされます。
粗利:売上から変動費を差し引いて、残った金額を表します。
固定費:固定費は2つに分けられ、人件費とその他固定費となります。人件費はその名の如く、人材を雇用した際に発生する費用のことです。それ以外の費用をその他固定費に分類します。
利益:粗利から固定費を差し引いた分が、利益となります。
家計で例えてみる
ここでは会計のブロックパズルを家計に例えてみます。
会社員の場合、まずは毎月入ってくるお金が収入として一番左のブロックにきます。
そして、会社から自動的に天引きされるものといえば、そうです、税金や社会保険がありますよね。
これってまさに給料と連動して増減するので、会計で言うところの変動費と同じなんです。
そして、残りの部分を俗に言う手取りとなるのです。ここから家庭内の支出を管理する源泉ですよね。
生活費をこの中から切り盛りし、生活費は日常生活費と娯楽費に分けます。そして最終的に残るのが、
貯蓄分となり、毎月貯めていくのです。
まとめ
どうですか。会社の会計と似てますよね!?この感覚を掴むことで会計の世界が見える化できるようになります。
今回は会計に関して嫌悪感がある方に、そのとっかかりとして家計の話を例えにお伝えしました。
要は会社も家庭も同じ原理なんですね。
ざっくりイメージを持っていただければ結構ですし、会社の意思決定をするために用いる管理会計は数字を一円単位で計算する必要は全くありません。従ってこのブロックパズルにおいては百万円単位とかでみやすい数字を用いて全体感を掴んで、経営の意思決定の第一歩として活用してみてはいかがでしょうか。