vol.63 リモートワーク時の生産性向上

新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、みなさんの中にはオフィスに出社し勤務されている方も多いのではないでしょうか?いつまた新たな感染症が流行るか分かりませんが、オフィスでも自宅でもフレキシブルに働ける環境を用意してくれる会社は良いですよね。

しかしながら、会社側から見るとやはり自宅でのリモートワークではついついサボってしまい、仕事への生産性が落ちるのではないかという懸念もあります。※余談ですが、海外ではリモートワークのことを、Work From Home(通称WFH)と言う地域もあります。私が住んでいたタイではWFHと社内で呼び合っておりました。

リモートワークが一般化する中で、生産性を維持し向上させるための方法について多くの企業や個人が試行錯誤していると思いますが、今回はそんなリモートワーク時の自己管理や環境の面から生産性向上に役立つ、具体的な方法について説明します。

タイムマネジメント

リモートワークでは、自分の時間を効率的に管理することが求められます。以下のテクニックが役立ちます。

  • ポモドーロ・テクニック:25分間集中して作業し、その後5分間の休憩を取る。このサイクルを繰り返し、4回目の後に長めの休憩(15-30分)を取る。
  • 時間ブロック:特定のタスクに集中する時間帯を予めスケジュールに組み込み、他の作業や会議を避ける。

自宅オフィス環境

エルゴノミクス

  • 椅子と机の高さ:長時間の作業でも疲れにくい姿勢を保てるように調整。
  • モニターの位置:目線の高さに合わせてモニターを配置し、首や肩の負担を軽減。

快適な作業環境の作り方

  • 静かな場所の確保:騒音を避けるためのイヤープラグやノイズキャンセリングヘッドホンを使用。
  • 適切な照明:目に優しい照明を使用し、自然光を取り入れる。

健康管理とワークライフバランス

リモートワークでは、仕事とプライベートの境界が曖昧になりがちです。健康管理とワークライフバランスの維持も生産性向上に重要です。

  • 定期的な休憩:定期的に立ち上がってストレッチをする。眼精疲労を防ぐために、20-20-20ルール(20分ごとに20秒間20フィート先を見る)を実践。
  • 明確な終業時間:仕事の終わりを明確にし、プライベートの時間を確保。

まとめ

如何でしたでしょうか。以前の会社ではリモートワークを実施していた際、仕事をしているか怪しい部下に30分おきにわざとチャットをし、既読が付くかの確認をしていた方がいらっしゃいました。ここまでするのもどうかと思いますし、怪しまれる行動をしていうのも改善しなければいけませんよね。結局は信頼が一番大事なのかなとも思います。

とはいえ、リモートワークの生産性を向上させるためには、適切なツールの選定、時間管理、作業環境の整備、そして健康管理が重要です。これらの方法を実践することで、リモートワークでも高い生産性を維持し、効率的に仕事を進めることができるので、是非お試しください。ではまた。

この記事を書いた人

金子 浩二

金子 浩二

海外販路開拓・業務改善コンサルタント
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15年間の海外ビジネス経験のなかで、海外駐在を2度経験。最前線で営業マンとして活躍し海外市場を切り拓いた結果、計100社以上の海外企業へ販売を実現。
また計4社で11箇所の部署を経験、業務効率化に尽力。異動引継が多い環境であったため、如何に組織のなかで人材を機能させるかに着目した結果、仕組み化の重要性に気づく。
これらの経験から2023年3月に独立し、GC COMMUNICASTIONSを開業。現在、企業様への海外販路開拓および業務改善という2つの切り口からコンサルティング支援中。

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