vol.108 チョコザップの潜在客

「デーデデ、デーデデ、デーデデ、デーデデ、チャーチャラッチャッチャ、チャーチャラッチャッチャ」
この音楽に合わせて、Before/Afterの体型を披露し、効果をわかりやすく見せているCMといえば、そう
RIZAPですよね。

そのRIZAPが始めたコンビニジムといえば、chocoZAP(チョコザップ)ですよね。
CMや広告では、「仕事帰りに」とか、「外出ついでに」、「スキマ時間に」というフレーズで
例えば、仕事帰りのサラリーマンや、買い物ついでの主婦などの画像や映像とともに
そこにニーズをすでに持っている顕在客へアプローチをかけていますよね。

私自身運動がとても好きで、ランニングは週に4回以上は近所の川沿いを約40分ほど走りますし、
自宅でもストレッチマットを敷いて、筋トレをしておりました。
今では外を走る私ですが、コロナ禍前までは別のスポーツジムに行っておりましたが、
コロナ禍をきっかけに、スポーツジムの利用制限のわずらしさを感じるようになり、
お金もかからず、外を走るようになったのです。

ところが私の街にもチョコザップがやってきたのです。
場所は自宅から歩いて約6分ほどの場所。いつも外へランニングする通り道にできたのです。

それでも夏場は外を走れば、暑くて汗もかけるため、運動した感があったのですが、
冬場に走っても、寒くて汗をかくどころか、体が冷たくなって帰る羽目になります。
しかも冬場は忘年会などの飲み会が多くなる季節なので、脂肪を蓄えやすくなりますしね。

そこである日思ったんです。私こそ、チョコザップの潜在客なのでは!?って。
その理由としてはこうです。

  • 思い腰を上げてスポーツジムに行くのではなく、サクッと運動したい
  • 家から出てそのままの格好でジムに行き、帰りたい(家でシャワーや着替えをすれば良い)
  • 月会費1万円で月の利用が5回であれば、利便性を考えると月会費3千円で20回は通える環境である
  • 金額的にも満足感がある
  • 寒い季節でも、室内なのでいっぱい汗をかける

冬でも川沿いを走ると、いっぱいランナーとすれ違います。
でもみんなきっと思っているはず、「さむっ〜」って。
私もついこないだまでそう思って走っておりましたが、今ではほぼ毎日チョコザップ通ってます。

結論としては、そういったニーズも世の中にまだまだあるのではないでしょうか。
これまでCMなどを見ても自分ではスーツを着て運動するなんてありえないし、
汚したくないという考えを持っていたので、自分事化できなかったです。

しかしながら、チョコザップの潜在客だと自ら気づいてしまい、勝手にチョコザップ会員になっていったのです。
あまりないパターンだと思いますが、広告などでオーディエンスが自分事化できるような訴求ってとても大事ですね。

これは世界共通のことであると確信しております。

この記事を書いた人

金子 浩二

金子 浩二

海外販路開拓・業務改善コンサルタント
事業推進するための人材やノウハウ・スキルにお困りではございませんか?
15年間の海外ビジネス経験のなかで、海外駐在を2度経験。最前線で営業マンとして活躍し海外市場を切り拓いた結果、計100社以上の海外企業へ販売を実現。
また計4社で11箇所の部署を経験、業務効率化に尽力。異動引継が多い環境であったため、如何に組織のなかで人材を機能させるかに着目した結果、仕組み化の重要性に気づく。
これらの経験から2023年3月に独立し、GC COMMUNICASTIONSを開業。現在、企業様への海外販路開拓および業務改善という2つの切り口からコンサルティング支援中。

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